3人用の防災セットをお探しの方の家族構成は、
- お父さん+お母さん+子ども
- お母さん+子ども2人
- おばあちゃん+お母さん+子ども
など様々なパターンが考えられます。
また、防災セットの選び方も、
- 1人用を3つ
- 2人用と1人用を1つずつ
- 3人用を1つ
の選択肢があります。
本記事では、3人家族のさまざまな構成でおすすめの防災セットの備え方をご紹介します。
未就学児(0〜6歳)がいる家庭以外はこの備え方で対応できますよ
3人家族には3人用防災セットがおすすめ!
3人家族には、3人用の防災セットを備えることをおすすめします。
3人用だと重すぎて持ち運びが大変じゃない?
リュックが2つ付いているセットを選ぶといいですよ!
3人用の中でも、リュックが2つ付いている防災セットを選べば、荷物を分けて運ぶことができます。
リュックの空きスペースに、個別に必要なものをカスタマイズして入れられるのも便利です。
リュックがもう一つ必要な場合は、別途購入するか自宅にあるものを使いましょう。
コスパの面でも断然お得
3人家族向けの防災セットの備え方は
- 1人用×3
- 2人用×1と1人用×1
- 3人用×1
がありますが、3人用を一つ購入するのが断然コスパが良いです。
後ほど紹介するLA・PITAの「SHELTER」という防災セットで比較してみましょう。
1人用×3 | 2人用+1人用 | 3人用 | |
---|---|---|---|
価格 | 38,700円 | 12,900円×3=31,800円 | 18,900円+12,900円=25,900円 |
3人用であれば1人用×3より12,800円、2人用+1人用より5,900円安くなります。
防災セットは決して安くはない買い物なので、少しでもお得に備えられると嬉しいですよね。
3人用防災セットの選び方
3人用の防災セットの選び方は、1人ひとつ必要なものと、家族に1つだけでいいものとを分けると分かりやすいです。
リュックに入る容量は限られているので、1人につきひとつ必要なものは人数分、家族につき1つあれば足りるものは一つ入っている防災セットを選びましょう。
1人につき1つ | 1家族に1つ | |
保存水 | 1人あたり500ml×3本(1日分) | |
非常食 | 1人あたり3食(1日分) | |
睡眠 | 寝袋・エアーマット | |
防水・防寒 | アルミブランケット・レインコート | |
衛生用品 | 簡易トイレ(1人あたり3回分)・体ふきシート・マスク | 水がいらないシャンプー |
情報収集・照明 | 手回し充電ラジオライト・ランタン | |
その他 | ホイッスル | ウォーターバッグ・救急セット・乾電池・モバイルバッテリー |
1人につき1つ(3人分)必要なもの
1人につき1つ必要なものは以下の通りです。
・保存水
・非常食
・簡易トイレ
・アルミブランケット
・寝袋
・エアーマット
・ホイッスル
・レインコート
・マスク
・ウェットティッシュ
これらが1人一つないと不便を感じるので、必ずこれらが人数分入っている防災セットを選びましょう。
家族に1つでいいもの
・モバイルバッテリー
・手回し充電ラジオライト
・ランタン
・乾電池
・ウォーターバッグ
・水がいらないシャンプー
・救急セット
など
スマホは災害時の大事な情報収集ツールなので、モバイルバッテリーを必ず一つ備えるようにしましょう。充電ができているか確認することも大切です。
乾電池式の充電器を準備しておくと、モバイルバッテリーの充電切れの際も安心ですよ。
おすすめの3人用防災セット(基本)
上記を踏まえておすすめしたい3人用防災セットは、「SHELTER」と「ものすごい防災セット」です。
SHELTER 【3人用】/LA・PI TA 税込25,900円
SHELTERは防災用品のトップメーカーである「LA・PITA」が防災士と共同開発した防災セットです。
SHELTER3人用は、ダイナモラジオライトなど一家に一つで事足りるものは一つ分、保存水や非常食、非常用トイレなど1人一つ必要なものは人数分入っており、無駄がない防災セットと言えます。
エアーマットやドライシャンプーも人数分入っているセットは珍しい
です!
我が家でも2020年にSHELTERの2人用を購入しましたが、そのときに比べて中に入っているアイテムがかなり進化しています!
アイマスク・耳栓や歯磨きセット、ドライシャンプー、乾電池などが追加されたほか、色別ポーチに入っていることでいざというときに使いやすくなりました。
たった2年で色々変わっているので、常により良いものを!という企業努力が伝わってきます・・!
ものすごい防災セット【3人用】/LA・PI TA 税込39,800円
ものすごい防災セットは、転がす・背負う・持つ・の3WAYで使えるキャリー式のリュックです。
持ち運びやすいので、お年寄りなど体力のない人が1人以上いる家庭におすすめ。
3人用にはキャリー式リュックが2つ付いているため、その人にあった持ち運び方ができます。
SHELTERとものすごい防災セットプレミアムの比較表
3人用 | SHELTER | ものすごい防災セット |
---|---|---|
価格 | ・25,900円(税込) | ・39,800円(税込) |
リュック | ・リュック ・個数:2つ ・重さ:640g ・容量:約30L ・撥水:あり ・反射材:あり | ・キャリーリュック ・個数:2つ 【Mサイズ】 重さ:2kg 容量:24L 【Lサイズ】 重さ:2.2kg 容量:36L ・撥水:あり ・反射材:あり |
総重量 | ・約12.7kg (1つ目:7.0kg2つ目:5.7kg) | ・16.3kg (Mサイズ:6.6kg Lサイズ:9.7kg) |
非常食 | ・アルファ米×9 | ・アルファ米×9 |
保存水 | ・500ml×12 | ・500ml×12 |
ダイナモライト | ・ライト、AM /FMラジオ、サイレン、手回し充電、スマホ充電(ライトニングケーブルが必要) | ・ライト、AM /FMラジオ、サイレン、手回し充電、スマホ充電(ライトニングケーブルが必要) |
ランタン | ・LED12灯、防滴仕様×1 | ・LED12灯、防滴仕様×1 |
ホイッスル | ・100db、蓄光つき×3 | ・100db、蓄光つき×3 |
簡易トイレ | ・凝固剤不要3枚入×3 | ・凝固剤不要3枚入×3 |
ドライシャンプー | ・容量30ml×3 | ・容量30ml×3 |
圧縮タオル | ・タオルサイズ(約80cm×32cm)×3 | ・タオルサイズ(約80cm×32cm)×3 |
歯磨きセット | ・コップ付き×3 | ・コップ付き×3 |
マスク | ・個包装タイプ×3 | ・個包装タイプ×3 |
ティッシュ | ・300枚150組×3 | ・300枚150組×3 |
ウォーターバッグ | ・10リットル×2 | ・10リットル×2 |
寝袋 | ・100×200cm×3 | ・100×200cm×3 |
エアーマット | ・長さ190cm×幅58cm×厚み5cm×3 | ・長さ190cm×幅58cm×厚み5cm×3 |
アルミブランケット | ・213×137cm×3 | ・213×137cm×3 |
レインコート | ・フリーサイズ、フード付き×3 | |
目隠しポンチョ | ・幅99cm高さ1m19cm×3 | ・幅99cm高さ1m19cm×3 |
アイマスク・耳栓 | ×3 | ×3 |
救急セット | ・サージカルテープ、折ガーゼ×3 | ・サージカルテープ、折ガーゼ×3 |
圧縮袋 | ・掃除機不要タイプ×3 | ・掃除機不要タイプ×3 |
乾電池 | ・単3× 4本 | ・単3× 4本 |
防災アドバイス | ×1 | ×1 |
比較してみると、中に入っている防災グッズは同じで、違いはリュックと価格だけということになります。
コスパで選ぶならSHELTER、より多機能なリュックで選ぶならものすごい防災セットがおすすめです。
おすすめの3人用防災セットと選び方(子どもが未就学児)
子どもが未就学児(0〜6歳)の場合は、大人の人数分の防災セットを購入し、赤ちゃん・幼児用品を買い足すのが基本です。
市販の防災セットを人数分購入する案もありますが、子どもには少々使いにくいのと未就学児ではまだ親と共有することも多いことから、普段使っているものや必要なものを買い足す方が効率的です。
例えば、赤ちゃんがいる場合に追加したいアイテムは以下の通りです。
・オムツ
・ミルク
・離乳食
・使い捨て哺乳瓶
・授乳ケープ
・抱っこ紐
・おしりふき(ウェットシート)
・保存水
・おやつ(子供が好きなもの、食べ慣れているもの)
・母子手帳等のコピー
・発熱剤(お湯が必要なとき用)
・防臭袋(オムツを入れたり食べ残しを入れる)
・歯磨きシート
・着替え
・おもちゃ
【子どもが未就学児】SHELTER1人用+ものすごい防災セット1人用がおすすめ!
子どもが未就学児の場合、避難時は子どもを抱っこしていくことが想定されます。
そこで、ものすごい防災セットのキャリーリュックに大人用の防災グッズを全て詰め、入らなかった防災ぐっずと子ども用のアイテムをSHELTER1人用のリュックに入れます。
子どもを抱っこする人がSHELTERのリュックを背負い、大人用の防災グッズが入っている方をもう1人が背負うか転がします。
そうすることで、子どもを抱っこする人の負担が軽くなり、重い方を持つ人も疲れたら転がす、障害物がある所では背負うなど臨機応変に対応することができます。
おすすめの3人用防災セットと選び方(子どもが小学生)
子どもが小学生の場合は、3人用の防災セットで対応する方法と、2人用の防災セット+子供用の防災セットを準備する方法があります。
毎日重たいランドセルを背負って通学しているので、体力に問題なさそうであれば自分用の防災リュックを渡しましょう。
【子どもが小学生】親→SHELTER1人用、子ども→SHELTER KIDSがおすすめ!
小学生の子どもに持たせる防災セットは、SHELTERの子ども版である、SHELTER KIDSがおすすめです。
防災グッズが全て入った状態での重さは2.7kgとランドセルを背負った時(約4kg)よりも軽く、比較的少ない負担で背負うことができます。
また、クッション入りの肩幅ベルトで疲れにくく、撥水加工や反射材など大人のリュックと同じ機能がついているのも高ポイントです。
非常食はお菓子タイプなので、アルファ米や缶パンに慣れていない子どもでも食べやすく高ポイント。
簡易トイレやレスキューシート、エアーマットなど子どもが必要な防災グッズが入っているのでほとんど買い足しの必要がありません。
まとめ:家族3人の防災セットは3人用を備えるのが基本!
家族3人の防災セットは、未就学児(0〜6歳)がいる家庭以外は3人用を一つ備えましょう。
リュックが2つ付いているものを選べばいざというときは2人で持ち出せますし、リュックの空いたスペースに個別で必要なものを入れることができます。
子どもが未就学児の場合は大人の人数分だけ購入し、子どものグッズを買い足します。
子どもが小学生の場合は子供用の防災リュックを持たせるのもおすすめです。
- 基本パターン。3人用を1つ(リュック2つ付いているものを選ぶ)
- 大人2人分の防災セットを備え、子どもに必要なグッズを追加する。
- 基本の3人用防災セットでOK
- 子どもが持てそうなら子ども用の防災リュックがおすすめ。