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【赤ちゃんの防災グッズリスト】絶対にいるものを厳選!選ぶポイントも解説!

赤ちゃんの防災グッズ、きちんと備えてますか?

自然災害が起きて自宅が被災してしまうと、避難所での生活を余儀なくされます。

でも実は避難所って大人用の非常食などの備蓄はあっても赤ちゃんのための物資は備えてない所も多いんです。
あかちゃんを含む要配慮者のために物資を備蓄している自治体は55%にとどまっているというデータもあります。
(出典:平成27年3月内閣府報告 避難所の運営等による実態調査)

赤ちゃんは自分で身を守ることができないので、大人がしっかりと備えてあげる必要があります。

この記事では、赤ちゃんに最低限必要な防災グッズを解説しています。

この記事でわかること
  • 赤ちゃんに必要な防災グッズ
  • 防災グッズを選ぶポイント
える子

この記事では生後0ヶ月~2歳頃(離乳食を終えるまで)
を赤ちゃんとしています。

目次

防災グッズは3つにわけて備える

赤ちゃんの防災グッズは、常時携行用・非常持ち出し用・備蓄用と3つに分けて備えます。

・常時携行用
⇒普段持ち歩くバックにいれておくもの。外出時に被災した時に役立つ。
・非常持ち出し用
⇒災害発生時に緊急に避難する際に使用するもの。リュックなどにいれて玄関等持ち出ししやすい所に保管する。
・備蓄用
⇒災害後、ライフラインや流通がストップした時に支援を受けるまでの間生き延びるまでの備え。

防災グッズいるものリスト

携行 持ち出し 備蓄
保存水
500ml×1

500ml×2

500ml×6~15
ミルク
2~3回分

1日分

3~7日分
・粉ミルクはキューブorスティックタイプが便利
・粉と液体両方備えておく
・量は月齢によって調整する
離乳食
1食分

1日分

3~7日分

・レトルトパウチとランチボックスを使い分ける
・普段食べているもの、赤ちゃんが好きなものを備える

哺乳瓶・マグ
食器類・ラップ
おむつ
2~3枚

5~10枚(1日分)

3~7日分
・備蓄品がサイズアウトしないようローリングストックで備える
おしりふき
1パック

1パック

2~3パック
ウェットシート
1個

1個

2個
・体拭き用に大判タイプが良い
発熱材
・哺乳瓶を温めたりお湯が必要な時に使う
防臭袋
5枚

10枚

1箱
タオルケット・おくるみ
おもちゃ
母子手帳等のコピー
抱っこひも

保存水

水はミルクを調乳したり離乳食をたべさせたりする時に必要不可欠です。

コンビニやスーパーに売っているミネラルウォーターではなく、備蓄用の長期保存水を備えるようにしましょう。
この2つは消費期限で大きな違いがあります。

消費期限の違い
  • スーパーやコンビニで買える水
    ⇒1年~1年半
  • 長期保存水
    ⇒5年~7年

消費期限が長い方が管理もしやすいです。
少し割高ではありますが、その差は一本あたり数十円なので、消費期限が短いものを何度も買いなおす手間を考えると、長期保存水の方がお得ですね。

普通の水と長期保存水ってなにが違うのか疑問を感じませんか?

疑問

特別な薬品が入ってるんだったら赤ちゃんにあげるのは怖い…

実は2つとも中は同じ水です。違いはペットボトルにあります。

実はペットボトルには小さな穴が開いていてそこから少しずつ水分が蒸発しています。
法律で、容量の2%が減ってしまうと販売できないという規定があるため、2%水分が減ることに消費期限が設定されているのですね。
長期保存水は容器が厚く作られていて穴が少ないため保存期間が長くなっています。

成分に違いはないため、赤ちゃんにも安心してあげられますね。

える子

長期保存水はホームセンターに売っていることが多いですが、置いてない場所もあるのと重くて運ぶのが大変なので、ネットで購入することをおススメします。

ミネラルが除去された、赤ちゃんにあげるのに最適なアルミパウチの保存水もあります。
そのまま湯煎できて、使ったらコンパクトに折りたためるので車や避難バックにいくつか入れていてもいいですね!

ミルク(粉・液体)

ミルクはまだ離乳していない赤ちゃんにとって、最優先でそなえるべきものです。
防災用として備えるミルクは粉ミルクと液体ミルクの2種類ありますが、どちらにしたらいいか迷ってしまうと思います。

結論としては、どちらもメリットデメリットがあるので両方備蓄しておきましょう。

各家庭の方針に合う方を多目に備えて、デメリットを補足する形でもう一方も備えるのがおススメです。

粉ミルクを備えるのがおススメな人
  • 普段飲ませているものを飲ませたい
  • できるだけ安く備蓄したい
  • 持ち運ぶものをできるだけ軽くしたい

粉ミルクはいつも赤ちゃんが飲んでいるものなので、備えておくと災害時でも平時と同じものを与えることができるというのが最大のメリットです。
備蓄用は缶ではなくキューブやスティックタイプにしましょう。
作る手間もそんなにかからないのでおススメです。

軽いので持ち運びも負担はありませんが、哺乳瓶・お湯・洗浄するものがかならずいるので注意が必要です。

液体ミルクを備えるのがおススメな人
  • 手軽にサッとミルクをやりたい
  • 災害時に哺乳瓶の洗浄・消毒ができるか不安
  • 水なしで飲ませられるものが良い

手間なく与えられるということに特化したのが液体ミルクです。
常温であげることができて、アタッチメントや乳首をつければそのまま飲ませられます。

災害時は水が手に入るかもわからない状況なのでそんな時液体ミルクはとても心強い存在になります。
ただ、

  • 割高である
  • すぐ雑菌が増えるので開封後飲まなくても廃棄しなくてはいけない
  • 量の調整がしづらい

というデメリットもあるのでうまく粉ミルクと組み合わせていきたいですね。

哺乳瓶・マグ

コップで飲むことができない赤ちゃんの水分補給のためには哺乳瓶やマグが不可欠です。

粉ミルクはもちろん、液体ミルクも基本的には哺乳瓶であげることを前提としています。

いつも使っている哺乳瓶を備えておくのもいいですが、災害時は十分に洗浄・消毒できない可能性があるので、使い捨ての哺乳瓶をおススメします。

初めて使う哺乳瓶だと、上手く飲んでくれない可能性もあるので、平時から慣れさせておくといいですね。

離乳食

離乳食は市販のベビーフードを備蓄しておくのが良いです。
選ぶポイントは

・普段食べ慣れているもの、赤ちゃんが好むもの
パウチランチボックスを使い分ける

普段食べ慣れているものや好きなものは、赤ちゃんにとっても大きな安心感を得ることができます。

市販のベビーフードには主にレトルトパウチとランチボックスがありますが、備える場所や好みによって好きなものを揃えましょう。

レトルトパウチはかさばりませんが、スプーンや食器が必要になります。

ランチボックスは器からそのまま与えることができますが、少々スぺースをとります。
栄養バランスが考えられた主食と主菜がセットになっているので自分で組み合わせる必要がないので楽です。

食器類・ラップ

赤ちゃんが食べやすいサイズのスプーンを準備しましょう。

食器類は紙皿であれば持ち運びもしやすいです。
哺乳瓶が消毒できない場合、紙コップを使ってミルクを飲ませる方法もあります。

水がない場合を想定して食器にラップを巻いて離乳食をいれると、繰り返し使うことができます。

おむつ類

災害がおこった時、オムツは皆が買い求めて手に入りにくいことが多いです。
また、救援物資として届いても普段使っているものであるとは限りません。

オムツかぶれを防ぐためにもいつも使っているオムツを多目に備えておきましょう。

赤ちゃんはオムツのサイズアップが早いので、頻繁にチェックしないと、いざ災害が起きた時にサイズが小さくて使えなかったということになりかねません。ローリングストック法を利用して日常で消費しながら備蓄できると、いざというときに安心です。

ローリングストック法とは
日常で使っているものを多目に備えて、定期的に消費し、使ったら使った分だけ買い足していく備蓄方法です。
使いながら備蓄するので、いざという時に消費期限が切れていたということも無く、また保管スペースにもそれほど困りません。

おしりふき

おしりふきはおむつ替え以外にも手口拭きなど様々な所で使えるので多目に備えておきましょう。

ただ、長期間備えていると水分が蒸発してシートが乾いてしまうことがあるので、おむつと同じくローリングストック法で備えるのがおすすめです。

ウェットシート(大判タイプ)

大規模災害時は数日お風呂に入れないことがあるので、体を清潔に保つためにもウェットシートを備えておきましょう。

おしりふきでも代用できますが、一つ大判のものを備えておくと体が拭きやすいです。

大人と兼用する場合、ノンアルコールのものを選ぶようにしましょう。

発熱材

ベビーフードやミルクを温めたい時に水があったとしても熱源があるとも限りません。

そんな時、発熱材は非常に便利です。
とてもコンパクトなので持ち出し用バックにいれてもかさばりませんよ。

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防臭袋

オムツや使用したティッシュなど汚れものを入れるのにとても役立ちます。

避難所では他人との距離が近くなりますし、ごみを満足に捨てられる環境でないかもしれないので匂い対策には気を使いたいですね。

防臭袋に関しては個人的にはBOSSの匂わない袋一択!

ほんっとうに匂いません。

SS~Mサイズ位が使いやすくておすすめです。

タオルケット・おくるみ

タオルケットやおくるみは、万能で色々な場面でつかえるので一つは必ず用意しておきたい所です。

かけ布団やおむつ替えシートとして、また防寒や粉塵対策としてくるんだりもできるので、できれば2~3枚備えておきましょう。

様々な場所で使うことを想定して厚手のものから薄手までそろえておくと安心です。

おもちゃ

おもちゃを準備しておくと、あかちゃんの退屈しのぎやグズり対策になります。

避難所で生活する可能性も考えて、ぬいぐるみや仕掛け本など出来れば音のならないおもちゃがいいですね。

お気に入りのおもちゃであれば、赤ちゃんのストレスも軽減させてあげることができます。

母子手帳・保険証・受給者証のコピー

災害でケガや病気をした時のことを考えて、かならず母子手帳・保険証・子ども医療費受給者証のコピーを準備しておきましょう。

現物がなくても、番号が分かるコピーがあれば大丈夫です。

被災して母子手帳などを紛失してしまった時のリスクを考えて、平時から複数個所に保存しておくようにしましょう。母子手帳の記録や予防接種の接種歴を写真で残したりスキャンします。それをクラウド上で保存または実家などに渡しておくことで有事の際に役立ちます。

抱っこひも

赤ちゃんを連れて避難するときは、ベビーカーではなく抱っこ紐を使うようにしましょう。

・避難する人が大勢いて道が混む
・物が倒れて足元が不安定な場合がある
・暗闇の中を非難する可能性がある

などの理由から、ベビーカーよりも抱っこ紐の方が断然避難しやすいです。

また、避難所で赤ちゃんがぐずった時も、抱っこ紐をつかうとお母さんと密着できて安心するので1本はかならず準備しておきましょう。

赤ちゃんのための防災セット

赤ちゃんのためにそろえる防災グッズって結構多いなあと思った方も多いのではないのでしょうか。

先述した通り、赤ちゃんに必要なものは避難先で備蓄されていない可能性もあります。
赤ちゃんは体もまだ丈夫でないので大人以上に色々な場面を想定して備える必要があります。

一つ一つ用意するのは大変だと思うので、おススメは赤ちゃんがいる家庭向きの防災セットを1つ準備して赤ちゃんの成長過程に合わせて必要なモノを足していく方法です。

SHELTER(シェルター)ファミリーベビータイプ は赤ちゃん連れで避難するのに必要なものが揃った防災リュックです。

赤ちゃん用の防災グッズだけでなく、手回しのライトや簡易トイレなど大人に必要な最低限の防災グッズも揃っています。

個人的にめちゃくちゃ推したいポイントは容量と重さです。

容量…35L(リットル)
重さ…500g

いきなりリットルとか言われてもよくわかんない…っていう感じですよね。

2人分の防災グッズを入れてもまだ余裕がある位容量が大きいです。

出典:アットレスキュー

そして驚くべきはその重さ。500g

える子

砂糖袋1つ分…!めっちゃ軽い!

災害時は子どもを抱っこ+リュックを背負うことも考えられるので、超軽量リュックはありがたいですよね。

このセットに合わせて赤ちゃんの月齢にあわせてオムツ・ミルク・離乳食などを必要量入れておくのがおススメです。

まとめ

赤ちゃん用の防災グッズは備えるものが多くて大変です。

ただ、全てを一から買いそろえる必要はありません。
家にあるものを防災用にまとめてみたり最低限のものだけ備えるだけでも十分防災対策になります。

とりあえず赤ちゃん用の防災リュックを一つ買ってみるだけでも必要なものが一通り揃っているので安心できますね。

防災リュックや防災グッズは災害が起こってからだと手に入れることができません。

なので、「今」備えを始めることがとても大切です。

自分で身を守ることができない大切な赤ちゃん、日頃の備えで守りましょう。

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