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ローリングストック法とは?実践方法から備蓄するものまで徹底解説

疑問

ローリングストック法って最近良く聞くけど何のこと?

える子

非常時の備えはハードルが高いと思っている人におすすめの備蓄方法なんです!

最近よくスーパーなどで、ローリングストックという言葉を目にしませんか?

未曾有の災害が頻繁に起こるなか日々の備えの大切さが分かっていてもなかなか出来ない…という方は多いと思います。

でも備蓄は平時に備えておいてこそ役立つもので、災害がおこってから後悔しても遅いですよね。

とはいっても非常時に使うものって普段馴染みがないので、揃えるにも何を買えばいいかわからないし保管スペースも困ります。

ローリングストック法は日常にも取り入れやすい新しい備蓄方法です。


この記事を読めば、ローリングストック法のことがわかり、すぐに実践することができますよ。

この記事でわかること
  • ローリングストック法のメリットデメリット
  • ローリングストック法のやり方(何日分揃えるか)
  • 備蓄するものリスト
目次

ローリングストック法とは

ローリングストック法とは、日常で食べている食品を多目に備えて、定期的に消費して使ったら使った分だけ買い足していく備蓄方法です。

一般的な備蓄は、非常用の特別なものを揃えなければいけないというイメージですが、ローリングストック法は普段食べ慣れたもので実践できるので、誰でも取り組みやすいのが特徴です。

また、ローリングストック法は食品だけでなく日用品にも応用することができます。
ここでは主に食品のローリングストック法について詳しく解説していきますね。

ローリングストック法のメリット

消費期限が短いものも非常食にすることができる

非常食として備えるものは、消費期限が3~7年のものが普通です。

消費期限が1年未満のものだと、短い間に何度も見直しをしなければならず、管理を怠るといざ災害が起きた時に消費期限が切れていて食べられなかったということになりかねません。

そういった理由から、普段食べているものは備蓄には向かず非常食=災害時にしかたべない特別なものでしたが、ローリングストック法で消費→補充のサイクルを作ることで消費期限が1年程度のものでも取り入れることができ、災害時の食の選択肢が広がります。

消費期限の管理が簡単になる

一般的な備蓄方法では、消費期限切れを防ぐため定期的な点検が必要でした。

でも一度揃えたら滅多に出す機会のないものだし、チェックするのは大変ですよね。

ローリングストック法を取り入れると、日常生活で消費することができるので、あとは無くなった分を買い足しさえすればわざわざ消費期限をチェックして管理する必要がありません。

普段たべ慣れたものを備蓄することで安心感が得られる

非常食といえば水で戻せるアルファ化米や缶詰のパン、乾パンが有名ですが、平時にこれらを食することは殆どありませんよね。

これらの非常食は、長期保存や利便性などの機能性が優れている反面、どうしても味が普段の食事よりは劣ってしまいがちです。

しかしローリングストック法では、レトルト食品やフリーズドライ、缶詰やお菓子など普段食べ慣れたものも非常食として取り入れることができます。

災害がおき避難生活を余儀なくされると、心身ともに大きなストレスがかかります。
その中で平時と同じものが食べられるということは、ストレス軽減につながります。

防災意識が高まる

ローリングストック法では日常で消費していくことが大切ですが、おススメの方法は備蓄した食料を食べる日を決める ことです。
例えば、毎月1日や、第〇週の週末などあらかじめ決めておくことで消費し忘れを防げます。

また、その時に実際に非常食を作って食べてみることで、味に慣れたり作り方を覚えることができます。

家族で食卓を囲み、その日は防災について話し合うなどすると、日常的に防災を意識できるようになります。

える子

我が家は毎月第1・第3日曜を非常食を食べる日と決めて実践しています!

ローリングストック法のデメリット

調理器具が必要な場合がある

被災時専用に作られている非常食は火や鍋を使わなくても食べられるように作られていますが、日頃食べているものを非常食にするとなるとそれらが必要になる場合があります。

被災すると電気・ガス・水道が止まることがあるのでその対策をしっかりとらなければいけません。

具体的には

・カセットコンロを用意しておく
・火を使わず食べられるものも備える

カセットコンロがあれば、ライフラインが寸断されてもお湯を沸かすことができます。

ただ、自宅が甚大な被害を受けたりしてカセットコンロすら使えない状態になることも想定して、アルファ化米や缶詰パンなど、熱源が不要な非常食も用意することが大切です。

保管場所が必要

ローリングストック法を取り入れることによって非常食専用の保管スペースを沢山とる必要は無くなりますが、とはいっても備蓄品を保管する場所は必要です。

日常的に食べるものをストックするのでキッチンの収納が少々圧迫されます。

保管スペースに余裕がない場合は水や主食など最低限のものから優先的に揃えていくといいですね。

ローリングストックの実践方法 

何日分備えればいい?

ローリングストックで備蓄する食料は4日分を目安にしましょう。

家族4人の場合は1日3食×4人×4日分=48食分 必要です。

災害発生時はライフラインが寸断され、支援物資や食料が届くまでに数日かかります。
最低でも3日間、大規模な災害となると1週間は自力で生き抜くことになります。

できれば家族の1週間分以上の備蓄をすることが望ましいですが、すべてをローリングストック法で揃えてしまうと自宅が被災した時に食料や調理器具が持ち出せない可能性があります。

非常食3日分+ローリングストックで備蓄する普段たべているもの4日分 準備するといいでしょう。

非常食はいつでも持ち出せるよう、非常用持ち出し袋の中に入れておきましょう。

実践ポイント

・古いものから使う
・消費したら必ず買い足しておく

古いものから使う

備蓄した食料は必ず古いものから使うようにしましょう。

せっかく備蓄しても消費期限を気にせず使ってしまっていたら、いざという時に食べられないということになりかねません。

細かな消費期限管理は挫折のもとなので、収納方法を工夫してストックが循環できるよう仕組化してしまうといいですね。

える子

我が家は消費期限が古いものから手前に並べて使うことで、確認する手間を減らしています!

消費したら必ず補充しておく

日常生活で消費するとなると忘れがちなのが補充。

ローリングストック法は消費→補充のサイクルがきちんとできてこそ非常時に役立つものなので忘れずに補充しましょう。

毎月「防災食を食べる日」を決めておいてその次の買い物で買い足すという風に決めておくと買い忘れが防げておすすめです。

ローリングストック法で備蓄するもの

ローリングストック法で実際に何を揃えたらいいのかを表にしました。

一度に備えるのは無理!という方はまず最低限必要になる水とエネルギー源の炭水化物から普段より多目に購入してみてください。

あとは家族の好みに合わせて普段食べ慣れているものを揃えたらいいですね。

《主食》水+炭水化物

品名
水(1人1日3リットル)ペットボトルの水(長期保存水でなくても良い)
無洗米
パックごはん
乾麺うどん そば そうめん パスタ
即席麺袋麺よりカップ麺が便利

《主菜》タンパク質

品名
缶詰鯖缶 ツナ缶 焼き鳥缶
レトルト食品牛丼のもと パスタソース カレー

《副菜》ビタミン・食物繊維

品名
フリーズドライ食品味噌汁 野菜スープ
缶詰コーン トマト 豆
レトルト食品スープ

《その他》

品名
栄養補助粉末スポーツ飲料 サプリメント 青汁 野菜ジュース
お菓子チョコレート ようかん ビスケット
調味料砂糖 塩 醤油など常温保存できるもの

まとめ

ローリングストック法で備蓄するポイントは

  • 家族の口に合う、普段食べ慣れているものを備える
  • 日常生活で取り入れやすいもの、量から始める

無理なく続けられることが大切なので、まずは普段買っている保存するのに向きそうなものを少し多目に買うことから始めてみましょう。

ローリングストック法を上手く取り入れられれば非常時の備えのハードルがぐっと下がりますよ。

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